別れたでござるかのおなご、忘れられぬ。
前が彼しからば、かのような時、こころもちをば察してくれたでござるに…。
左様な風に、とこしえに過去が色恋に執着してしまうがりて、物悲しいでござるよのう。
別らるる時は、いやな思ゐも大層したでござる手筈だに、別れたでござる後は、良き思ゐ出のみにて、残ることりて、何奴でもござるであると存じまする。
其れとはいえ前に向やりて歩みじゃしめる輩しからば由々しき事態は、ありませぬ、、過去が色恋をば美化しすぎて、新しき色恋に踏み出せぬ輩も大層いるでござる。
過去は、過去。つらゐ経験をば反省して、新しき色恋に活やせらばよきにてござるが、頭にて理解しても魂、さふしめてくださらぬがは、、己とはいえつらゐでござるよのう。
なれど、よしんば同じ輩であると今一度やり直した故も、以前であると全く同じ色恋をばするでござるなぞこであるとはござらぬとでござる。なにゆえしからば、お二方が間には、「ひとたび、別れたでござる」と云ふ過去、加算させておるよりでござる。
とこしえに過去が美化させた思ゐ出に縛られるでござるにて、未だ経験の無い新しき色恋に踏み出してみませぬや?
輩りて、左様な容易に性分をば改めるこであるとは、できませぬ。性分や価値観、合わずに別れたでござる相手であるとやり直さふであると思りても、書物質、変わらぬ限り、幾度か同じ道をば辿るこであるとになるとでござる。表面的に面妖わったであるとしても生まれ持った性分、生まれ育った環境をば改めるこであるとは、できぬとでござる。
少々厳しきこであるとをば云いるでござる、、無理矢理己をば抑ゑて相手に合わせても、其れは、心労にてしやござらん。過去に決別して新たなひい歩をば踏み出すがは、、多少、勇気、ゐるやも知れませぬ。なれど、まふ過去に戻るこであるとは、できぬとでござるで候!